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副業の確定申告が必要か 判定【2026年版】
20万円の基準・住民税の申告・増える税の目安
本業の給与と副業の収入・経費を入れると、2026年分の所得税の確定申告が必要かを、国税庁の基準で判定します。申告が要らない場合でも必要になる住民税の申告と、副業で増える所得税・住民税の目安もわかります。
制度の確認日: 2026年10月14日(国税庁 No.1900、所得税の基礎控除104万円・給与所得控除の最低74万円を反映)
判定と計算に使った数字
住民税は、2027年6月からの住民税(令和9年度)が増える形で効きます。
本業の年収・副業の所得別の、増える税の目安(2026年)
このページの計算機で、単身・扶養なし、社会保険料を本業の年収から見積もり(39歳以下・賞与なし)、副業は給与以外(所得 = 収入 − 経費)として計算した表です(所得税と住民税の所得割の合計)。
| 本業の年収 | 副業の所得 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 |
|---|
所得が20万円以下(10万円・20万円の列)でも、税がかからないわけではありません。所得税の確定申告が要らない場合も、住民税の申告をすると、住民税はかかります(下の「20万円以下でも住民税の申告が必要」)。合計所得が489万円を超えると、2026年分の所得税の基礎控除が104万円から67万円に下がるため、副業の所得が大きいと増える税が大きくなります。
確定申告が必要になる基準
会社員・パートなど、勤め先の年末調整を受ける人のうち、次に当てはまる人は所得税の確定申告が必要です(国税庁 No.1900。主なものだけを挙げます)。
- 給与を1か所から受ける人: 給与・退職所得以外の所得の合計が20万円を超える。
- 給与を2か所以上から受ける人: 年末調整を受けない給与の収入と、給与・退職所得以外の所得の合計が20万円を超える。
ただし、給与の収入の合計から所得控除(雑損控除・医療費控除・寄附金控除・基礎控除を除く)を引いた額が150万円以下で、給与・退職所得以外の所得が20万円以下なら不要です。 - 給与の収入が2,000万円を超える人(副業の有無によらず)。
確定申告をすれば税金が還付される人は、この基準に当てはまっても申告の義務はありません。ただし、申告しないと払いすぎた税は戻りません。
20万円は「収入」ではなく「所得」
給与以外の副業は、収入から経費を引いた所得で判定します。たとえば収入30万円・経費12万円なら所得は18万円で、20万円を超えません。原稿料やシェアリングエコノミーによる所得などは、雑所得の例として挙げられています(国税庁 No.1500)。2か所目の給与は、経費を引かない「収入」の額で判定します。
20万円以下でも住民税の申告が必要
20万円の基準は所得税だけのものです。給与以外の所得が20万円以下で所得税の確定申告をしない人も、お住まいの市区町村に住民税の申告をする必要があります(横浜市・広島市の案内)。所得税の確定申告をした人は、住民税の申告もしたものとみなされます。
2か所目の給与は、勤め先から市区町村に届けられるため、ふつうは住民税の申告は要りません(※ 一般的な扱い。お住まいの市区町村の案内でご確認ください)。
20万円以下でも確定申告をする場合
医療費控除やふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)などで確定申告をするときは、20万円以下の副業の所得も申告書に入れます(※ 一般的な扱い。税務署・国税庁の確定申告書等作成コーナーの案内でご確認ください)。副業の報酬から所得税が差し引かれている人は、申告するとその一部が戻ることがあります。
副業の報酬から差し引かれる所得税
原稿料・講演料などの報酬は、支払う側が所得税を差し引いて(源泉徴収して)支払うことがあります。税率は、1回の支払いが100万円以下なら10.21%です(国税庁 No.2795)。差し引かれた所得税は、確定申告で精算します。
- 副業で増える所得税より、差し引かれた額が多い → 申告すると差額が戻ります(還付)。
- 副業で増える所得税より、差し引かれた額が少ない → 申告で差額を納めます。
本業の所得税の税率が5%の人が、経費の少ない副業で報酬から10.21%差し引かれていると、戻ることがあります。この計算機の「源泉徴収税額」に入れると、目安を計算します。
副業の住民税の納め方(2027年度から変わる点)
- 2か所目の給与: 令和9年度(2026年の所得にかかる住民税)からは、すべての給与を合わせて計算し、原則として本業の勤め先の給与から差し引かれます。申告書で「自分で納付」を選んでも、給与の分は変わりません(中央区の案内)。
- 給与以外の所得: 確定申告書の第二表(または市区町村の住民税の申告書)の住民税の徴収方法の欄で「自分で納付」を選ぶと、その分の住民税を自分で納める形にできます。税額は変わりません。所得が赤字のときなど、選んでも給与から差し引かれる場合があります(文京区・中央区の案内)。
扱いは市区町村によって違うことがあります。くわしくはお住まいの市区町村にご確認ください。副業そのものについては、勤め先の就業規則もご確認ください。
申告の手続き
- 期間: 2026年分の確定申告は、原則として2027年2月16日から3月15日までです(国税庁 No.2020)。税金が戻るだけの申告(還付申告)は、2027年1月1日から出せます(国税庁 No.2030)。
- 用意するもの: 本業・2か所目の給与の源泉徴収票、副業の収入と経費がわかる記録(請求書・入金の記録・領収書など)。
- 記録の保存: 業務にかかる雑所得は、前々年の収入が300万円を超えると、取引の書類(請求書・領収書など)の保存が必要です。1,000万円を超えて確定申告をするときは、収支内訳書などを付けます(国税庁 No.1500)。
- 住民税だけの申告: 所得税の確定申告をしないときは、2027年1月1日に住んでいる市区町村に、住民税の申告をします(横浜市の案内)。
計算の前提
- 2026年中の収入について、2026年分の所得税と、2027年度(令和9年度)の住民税の目安です。
- 本業の給与(1か所)で年末調整を受けている人が対象です。判定は国税庁 No.1900 の主な基準(20万円・150万円の例外・2,000万円)だけを扱い、同族会社の役員・災害減免法・退職所得などの場合は入れていません。
- 給与以外の副業は、収入 − 経費を所得として計算します。赤字は0円として扱います(事業所得の赤字をほかの所得と差し引く計算、青色申告特別控除は入れていません)。
- 不動産・株式・年金などの所得、医療費控除・生命保険料控除・住宅ローン控除などは入れていません。入れると判定や税額が変わることがあります。
- 副業で増える税は、本業だけの場合との差です。所得税は復興特別所得税を含み、住民税は所得割(均等割は含まない)です。副業で社会保険料が増える場合は入れていません。
- 社会保険料を見積もるときは、協会けんぽ(東京)の料率・厚生年金・雇用保険で、本業の給与が毎月同じ・賞与なしとして計算します。
- 住民税の税率は10%(市町村6%・道府県4%)、所得割がかからない所得の基準は大都市(1級地)で計算しています。
- 税額の端数は、ふつうの税の計算と同じように切り捨てています。実際の額とは数百円ほど違うことがあります。
よくある質問
- 副業の収入が20万円を超えたら、確定申告が必要ですか?
- 給与以外の副業は、収入ではなく所得(収入 − 経費)が20万円を超えるかで判定します。2か所目の給与(アルバイトなど)は、収入の額で判定します。
- 20万円以下なら、何もしなくてよいですか?
- 所得税の確定申告は要りませんが、給与以外の所得があれば、お住まいの市区町村に住民税の申告が必要です。
- アルバイトを掛け持ちしているパートです。
- 年末調整を受けない給与の収入と給与以外の所得の合計が20万円を超えると、原則として申告が必要です。ただし、給与の合計から社会保険料などの控除を引いた額が150万円以下(給与以外の所得が20万円以下)なら不要です。この計算機の「2か所目の給与」に入れると判定します。
- 副業が赤字です。
- この計算機では0円として扱います。雑所得の赤字は、給与の所得と差し引きできません(国税庁 No.1500)。事業所得として申告する場合の扱いは、税務署にご確認ください。
- 入力した内容は送信されますか?
- 送信されません。計算はすべて、お使いのブラウザの中で行います。
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出典
この判定と計算は目安です。正確な扱いは、税務署・お住まいの市区町村にご確認ください。